TVCM最適化運用の動きが活発に、巨大市場で競争激化

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電通、ラクスルなど、リリースを参考に情報をまとめました。

博報堂、ADKどこいった。

電通

電通、テレビ広告枠の運用に量子コンピューターを活用、エー・スター・クォンタムと提携

電通は11月2日、量子コンピューターを活用したテレビ広告プランニングに向け、エー・スター・クォンタムと提携したと発表した。合わせて、電通グループはエー・スター・クォンタムと資本提携も行なっている。
テレビ広告枠の最適化と運用の高速化により、新たなマーケティングソリューションの開発・実装を目指すという。

今回の提携では、エー・スター・クォンタムと共同で、量子コンピューターを使ったテレビ広告枠の組み合わせ最適解を導き出すソフトウェアを開発する。日ごと変化するマーケティング指標やターゲット予測視聴率に合わせ、効率的な広告枠運用を目指す。

今後は、エー・スター・クォンタムとの提携により、テレビ広告枠運用にとどまらず、広告主のさまざまな課題解決に向けた新たなマーケティングソリューションの開発を進めていくという。

電通、広告主間でテレビスポット広告枠を組み換えCM効果を高める「RICH FLOW」を開発

電通は、テレビスポット広告において広告効果を向上させる最適パターンを提案する新システム「RICH FLOW(リッチフロー)」(β版)を開発した。AIを活用し、各社が取得したテレビスポット広告枠の中で、広告主のニーズに基づく最適な組み換えパターンを特定。対応可能な放送局と連携し、適切に広告枠の組み換えを行うことで、より効果的なテレビスポット広告の出稿が可能となる。

例えば、天候・気象条件に合わせてCMを流したい広告主と、特定のターゲットの視聴率をより多く獲得したい広告主、両社のキャンペーン出稿条件を確認しつつ、双方のニーズを高める広告枠の組み換えパターンを特定し、対応可能な放送局と連携してこれらの組み換えを実施することで、より目的に沿った広告出稿が実現する。

その他

ノバセル×ウエザーニューズ 天気連動型テレビCMで広告効率の最適化を実現

ラクスルが運営する広告のプラットフォーム「ノバセル」は、テレビCMの放映効果データと気象データを活かした新しいマーケティング施策の提供を目的に、ウェザーニューズと協業を行っている。
全国エリア対象の業界初となる「天気連動型テレビCM」サービスでは、ノバセルが提供するテレビCMの効果分析ツール「ノバセルアナリティクス」で広告効果の高いCM放映枠を特定、さらにウェザーニューズ提供の「WxTechTM(ウェザーテック)」により気象分析を行うことで、天気や温度、湿度などあらゆる天候データと効果の高い番組の関係を明らかにし、天候と連動させたテレビCMの放映を実現している。

今回新たに、SAS+(スマートアドセールスプラス)を活用することによって、天候予測に基づき最短7日前より1番組ごとにCM枠が購入できるようになった。広告主にとってより広告効率の最適化をサポートするとしている。

CCCマーケティング、TVCM出稿分析ツール「MKW Program Optimizer」を提供開始

CCCマーケティングは、広告主、広告代理店およびテレビ局に向けて、TVCM出稿分析ツール「MKW Program Optimizer」の提供を、2020年11月10日(火)より開始。関東・中京・関⻄エリアの25万人のTV視聴データと購買データが連携したマーケティングデータを活用し、様々なマーケティングターゲットへの効果が最適な番組組み合わせを比較・発見できる分析ツール。

スイッチ・メディア・ラボ、スポットCMのリーチ最適化サービス「SRO」を提供

「テレビ効果を可視化する」をコンセプトにメディアリサーチデータを提供するスイッチ・メディア・ラボは、スポットCM出稿時の参考データとして、放送局ごとの予算配分についてCMリーチを元に最適化するサービス「スポットCMリーチオプティマイザー(SRO)」をリリース。

SROは、スポットCMにおける「放送局ごとの予算配分」を考慮した上で、トータルリーチの最適解を提供するサービス。

まとめ

電通がテレビ広告プランニングに関する高度技術の開発を2点発表。1点目はテレビ広告の最適化運用に量子コンピュータを活用するためにエー・スター・クォンタムと資本提携、2点目はAIを活用して広告効果の最適パターンを提案できる新システム「RICH FLOW(リッチフロー)」の開発。

ラクスルも、自社PF「ノバセル」でウェザーニュース天気連動型テレビCMをスマートアドセールス(SAS)と連携、最適化運用の実現を目指す。

スイッチ・メディア・ラボが、スポットCM出稿時のプラニングデータとして予算配分に応じてCMリーチを最適化する「スポットCMリーチオプティマイザー(SRO)」をリリース。

CCCマーケティングはTVCM出稿分析ツール「MKW Program Optimizer」の提供を開始。

各社のソリューション開発は巨大市場であるテレビCM領域でのテクノロジーを活用した最適化運用の実現に向けた激しいDX競争でもある。